寒桜を目当てに訪れたメジロ(1月25日撮影)

 

南房総市和田町にある抱湖園は、南房総の花作りの父と言われる間宮七郎平が自らクワをもって切り開いた庭園として知られています。毎年1月下旬〜3月末頃になると寒桜が咲き誇り、多くの花見客を楽しませてくれます。抱湖園の寒桜は旧暦の元日(1月21日ごろから2月20日ごろの間)の朝に咲くことから「元朝桜」とも呼ばれています。

晴れた日には、庭園から寒桜と青い海を望めます(抱湖園)

 

そして、この寒桜とともに抱湖園の花見客を楽しませてくれているのが野鳥のメジロです。メジロはスズメより小さく、上面がくすんだ黄緑色で、目のまわりが白いのが特徴です。花の蜜や果物の果汁などの甘いものを好むため、寒桜が咲き始めると、たくさんのメジロが蜜を求めてやってきます。メジロは舌が筆のようになっていて、舌を花蜜にさし込んで舌先に含ませるようにして食べるそうです。

取材に訪れた日は、寒桜の木々の周辺に30~40羽ものメジロが飛び交い、花の蜜を食べたり、たわむれたりするなど、訪れた人を楽しませていました。

甘党として知られるメジロ

「ピーチュルチー」「チュルチュル」といったきれいな鳴き声は天然の癒しBGM♪

 

メジロはくすんだ黄緑色の特徴から、ウグイスと間違われることも多いようですが、ウグイスは臆病なため薮の中などを好み、花の咲く枝にとまることはめったにないそうです。
また、「目白押し」という言葉は、メジロが押し合うように並んで止まる習性からきていますが、抱湖園ではまさにメジロが目白押しでした。

ぜひ南房総随一の寒桜の名所「抱湖園」で、寒桜とともにメジロの愛くるしい姿を楽しんでみてはいかがでしょうか。

薄いピンク色と黄緑色のコントラストはSNS映えすること間違いなし⁈

 

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早春の花摘みは、ぜひ南房総へ!!

「花嫁街道お手軽ハイキング&一足早い元朝桜のお花見会」

12月~2月にかけて水仙を楽しめます(1/9撮影:とみやま水仙遊歩道)

 

ひと足早い春の訪れを告げる水仙。房総半島は水仙の日本三大群生地のひとつに数えられ、毎年12月~2月にかけてたくさんの水仙を楽しむことができます。
鋸南町にある水仙の名所「をくずれ水仙郷」「江月水仙ロード」では、例年水仙まつりが開催され、多くの観光客が訪れていますが、今回は「ゆっくりと水仙を楽しみたい」という方におすすめの南房総市「とみやま水仙遊歩道」をご紹介いたします。

「とみやま水仙遊歩道」は道の駅富楽里とみやまから1㎞ほど離れた場所にあります。駐車場がないため、お車でお越しの際は富楽里とみやまの駐車場を利用します。富楽里とみやまのインフォメーションへお立ち寄りいただくと、「とみやま水仙遊歩道」の地図を入手できるほか、遊歩道への行き方や注意点などを案内してくれます。

駐車場は富楽里とみやまを利用。お帰りの際はお買い物を楽しみましょう♪

 

富楽里とみやまの駐車場から、高速道路の高架下をくぐり、歩道を進んで行くと約15分~20分で遊歩道の入口に到着。入口には案内板が設置されています。

遊歩道の入口にある案内板

 

遊歩道に入ると早速水仙がお出迎え。そして、鳥のさえずりを聞きながら遊歩道を進んで行くと、白く可憐な水仙の花が一面に咲き誇り、周辺には爽やかな甘い香りが漂っていました。

白く可憐に咲き誇るニホンスイセン

一面に咲く水仙。香りにはリラックス効果があると言われています

コースの途中にある展望所からは、岩井海岸を一望できます

 

「とみやま水仙遊歩道」は道の駅富楽里とみやまの駐車場を出発してから、全行程で約1時間のコースで、静かな里山の中で、ゆっくりと散策を楽しむことができます。

ぜひ花の香とともに、ひと足早い春の訪れを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

【とみやま水仙遊歩道】
■見頃:1月中旬~2月中旬
■駐車場:道の駅富楽里とみやまの駐車場をご利用ください。
※水仙は地元の農家の方が栽培しています。摘み取りはできません。
※今年は水仙の苗プレゼントは実施しておりません。
※遊歩道は雨の日の後などは滑りやすい箇所もあります。運動靴や長靴などがおすすめです。
※水仙は茎、球根、葉などに毒があります。ニラと間違って食べないようにしましょう。

 

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道の駅 富楽里(ふらり)とみやま

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カレンデュラの魅力

食卓を華やかに「エディブルフラワー」

「起業の現場で事業アイディアを考えよう」をテーマに、実際に起業した事業施設や起業家、地域プレイヤーに直接会い学びを深めるための、南房総市主催のプログラム「南房総一泊二日起業塾」が、2023年12月2日(土)3日(日)に開催されました。

今回のプログラムでは起業にスポットを当て、南房総で活動する起業家や地域プレイヤーに直接会って話を聞き、訪問先2つの事業の現状課題をテーマに参加者自身が討議する時間を設けました。

 

【1日目:千倉~三芳~岩井】

7月にリニューアルオープンした「道の駅富楽里とみやま」に集合し、バスに乗り込んで移動開始。目的地は、南房総市の外房エリア・千倉町。南房総の情報を地元スタッフから聞きながら、小一時間ほどバスに揺られ、千倉町大井倉地区に到着。

山の中の道を10分ほど歩いたところにある、ペナシュール房総株式会社の事業拠点「房総大井倉蒸溜所」を訪問し、代表取締役の青木大成さんに案内してもらいました。

Uターンで実家の事業を継ぎ、新たな取り組みとしてラム酒の製造をはじめた青木さん。千倉町では昭和50年頃までサトウキビが栽培されていた歴史を知り、耕作放棄地を利用したサトウキビ栽培からはじめたそうです。実は、サトウキビの栽培から製造までを一貫して行っている蒸溜所は、日本ではここだけ。甘いラムの香りが漂う大きな蒸留器の前で、事業展開や現在の取り組みについて、また今回のプログラムでのディスカッションテーマ「地域住民にラムに親しんでもらうには?」についても話を聞きました。

さらに、蒸留所の隣の古民家を他企業と提携して古民家の良さを生かしてモダンにリノベーションした宿泊施設、昔からの蔵を利用したラムの貯蔵庫などを見学しました。

その後、都市部と南房総をつなぐ交流拠点シェア里山「ヤマナハウス」へ移動。「いきつけの田舎」として通う都心からの会員やヤマナハウスをきっかけに移住した会員などが、約3000坪の里山を開拓したり、小屋を作ったり、イノシシを解体したりするなど、興味関心に添った活動をしている拠点を紹介してもらいました。

ツアー1日目の最後は、地域でそれぞれのスキルを活かして起業し、活動している地域プレイヤーとの交流を兼ねた夕食会。地元で活躍する出張料理家の地元食材を使った料理が並び、参加者と地域プレイヤーがざっくばらんに交流を深めました。

参加者からは「移住・起業したばかりのプレイヤーの方のお話も聞け、興味深かった」「近い距離感で質問をしながら話が出来たので参考になった」というような声が聞かれました。

 

【2日目:岩井~富山~富浦】

2日目は、南房総市の現状を南房総市商工課からスライドを交えて説明を受け、その後「南房総地域の事業シーズ〜地域は課題と資源のフロンティア〜」と題した講義を聞きました。

それから、富浦エリアの人気のフォトスポット・原岡桟橋近くにある「ハラオカハウス」に移動。ハラオカプロジェクトとしてリノベーションを進める「空き家DIYアドバイザー」の横山知由さんからハラオカハウスでの取り組みや、これからのエリアリノベーションについて聞き、もうひとつのディスカッションテーマ「ハラオカハウス「空き家とガレージ」の活用方法」について話を聞き、実際の物件を見学しました。

その後、4つのグループに分かれ、南房総の郷土料理さんが焼きをメインにしたお弁当を食べながらアイディアを出し合いました。

本格的なディスカッションに移る前に、地域課題である獣害問題にクリエイティブな視点で積極的にチャレンジする大阪谷未久さんの講話を聞き、さらに南房総のイメージを膨らませ、ディスカッションタイムに入りました。

1時間ほどのディスカッションの後、発表がおこなわれ、テーマを出した両施設の青木さん・横山さんからも講評をもらいました。

最後の振り返りタイムでは、参加者から感想や今後に向けた活動や目標を発表してもらいました。

「一泊二日完結型でスピーディーに地域課題について学べてよかったです」

「観光目線とは違った目線で南房総を知ることができ、地域プレイヤーからもリアルな話がきけて、地域での起業のイメージが深まりました」

「改めて南房総でいろいろな人とつながり、自分の役割を見つけていきたいなと思いました」

など、南房総での起業に関する理解が深まった様子がうかがわれる、前向きな意見が多くありました。参加者のみなさんの次のステップが楽しみなプログラムとなりました。

 

笑顔で金メダルを手にする松岡亜音選手

 

世界で活躍するプロサーファー 松岡亜音(あのん)選手(南房総市千倉町在住)が2024年1月4日(木)に石井市長を表敬訪問しました。

松岡選手は、昨年ブラジルで開催された国際サーフィン連盟が主催するサーフィン大会「2023 ISA World Junior Surfing Championship」の18歳以下女子の部で優勝し、個人で日本人女性として初の金メダルを獲得!さらに同大会では、松岡選手の活躍もあり、日本は団体で銅メダルも獲得しました!

表敬訪問の様子は南房総市ホームページでご覧いただけます。ぜひご覧ください!!

 

【関連リンク】

広報みなみぼうそう2021年1月号「未来のオリンピアンにインタビュー サーフィン“松岡亜音さん”」

特集記事「いつでもだれでも楽しい時間を。南房総の海のポテンシャルを知る」

特集記事「サーフィンを授業に。波に乗る千倉の中学生」

長谷川 理恵(埼玉県生まれ)。2022年6月埼玉県朝霞市から南房総市へ移住。現在、夫と娘(5歳)+犬1匹暮らし(2024年1月現在)

 

新年あけましておめでとうございます!南房総市移住コーディネーターの長谷川です!
私は2022年6月に埼玉県から南房総市に移住してきました。そして2022年10月から南房総市の移住コーディネーターとして勤務しています。
最近、移住相談でお話していると「なぜ長谷川さんは移住したの?」「なぜここで働いているの?」とお問合せいただくことが多いので、今回は新年のご挨拶に代えて、私の移住にまつわるお話をご紹介いたします!

 

思い切って移住を決意!私の移住の目的

生まれも育ちも埼玉県という私が、具体的に移住を検討し始めたのは、2021年12月。私の移住の一番の目的は「自然豊かな場所で住居費を抑えて生活したい」ということでした。

移住前は埼玉県朝霞市に念願のマイホームをローンで購入し暮らしていましたが、私は15年間勤めていた会社を退職→出産→転職、夫も会社員→起業ということで、住宅購入時と比べ収入が不安定に。「現役で働いている時は良いけれど、老後が心配……」と常々思っていた私。近隣の住宅価格が高騰していることも後押しになり、「思い切って家を売って移住しようか?」と夫に提案したところ「いいね!」となりました。

 

我が家の移住は即決型⁈移住のステップ

移住先については、夫が趣味のサーフィンができる場所が良いということで、思い切って埼玉県から出ることに。私も40代半ばということで、就職も最後のチャンス?!と思いながら移住先を探しました。

候補地は夫がサーフィンで毎週のように通っていた千葉県。具体的な場所としてはサーフィンで最も馴染みのあった九十九里エリアで検討しました。
移住先探しを本格的にスタートさせた2022年3月以降は、インターネットで毎日物件情報を見たり、実際に何度か九十九里エリアを訪れたりしました。しかし、気に入った物件がなかなか見つからない上に、生活場所としてのイメージも湧かず……。しだいに候補地を銚子市にも広げて探し始めました。

そんな矢先、進めていた埼玉の持ち家の売却先が決定。焦り始めていたところ、夫がインターネットで見つけた南房総市の千倉エリアにある物件が良さそうと訪れることに。
実はそれまで南房総市を訪れたことは一度もありませんでした。

南房総というと「ビワ」「お花」といった暖かい良いイメージもありましたが、令和元年の台風被害というのも頭にあったので、私は当初は反対していました。更に4月下旬に初めて下見に訪れた際も、行きの車でアクアラインが大渋滞し、行くだけで疲れてしまって……。

ところが、南房総市に到着すると、内覧した物件と千倉エリアに夫がまさかの一目ぼれ。1週間後、その物件を購入することに決めました。(正直、その1週間に色々な葛藤はありました)

透明度の高い海ときれいな砂浜が広がる千倉海岸に一目ぼれ

 

私たちは南房総市に移住を決断するまでの間、どんな所なのかを知るために、市のホームぺージやYouTube、求人サイトなどで情報収集を行いました。特に市の移住・定住情報サイト「七色の自然に暮らす」では移住に関する情報がまとまって掲載され、支援・補助金や移住者インタビューなど色々と参考になりました。当時は、まさか自分がその部署で働くことになるとは思いませんでした(笑)。

実際に南房総市に住み始めると、不安よりも毎日の景色のすばらしさや自然の豊かさなどメリットのほうが大きいです。災害も経験している地域なので、防災に対する意識は高いと感じています。埼玉に帰る際も、渋滞にそれほど巻き込まれず、今では都内まで近いなと感じています。

 

びっくり仰天⁈の住人(?)登場。移住後の住まい

私たちはしばらく空き家だった中古戸建を購入しました。
「空き家・古民家あるある」だと思うのですが、最初に苦労したのは「虫」。南房総に限らず、千葉県では「アシダカグモ」という大きいクモが出ます。聞いてはいましたが、引っ越して最初の夜にさっそく対面しました。調べると益虫とのこと。あまりの大きさと動きの素速さに毎回驚きますが、今では携帯で撮影する余裕が出てきました。大嫌いなクモではありますが、捕獲したら外に逃がしています。ですので、我が家では家の中で虫取り網が必需品です。捕獲はもっぱら夫の役割ですが……。

動きが素速いので、捕獲にはコツがいります

 

移住にかかる費用を抑えるため、障子・ふすま・壁紙などはDIYしました。障子は比較的きれいにできましたが、ふすまは枠や引手を外すのにとても苦労しました。壁紙もエアコンなどの障害物のある場所と天井は特に難しかったです。プロとの違いを痛感しました。ただ壁紙など、今は色々な種類が販売されているので、選ぶのはとても楽しかったです。
DIYは失敗もありますが、それも良い思い出の一つ。改めて職人さんのすごさを感じるとともに、勉強にもなりました。(金銭的に余裕のある方は職人さんに依頼することをお勧めします)

<ふすまの上張り>

<天井のクロス張替え>

またお風呂・脱衣所・トイレは地元業者へリフォーム工事を依頼しました。お風呂の工事中に、シロアリ被害も見つかり、追加でシロアリ防除もすることに。リフォームとシロアリ防除合わせて300万円ほどかかりました。本当はキッチンもリフォームしたかったのですが、予算オーバーで今回は断念。それ以外にも気になる箇所がいくつかあるので、追々考えていきたいと思います。

 

職探しも急展開⁈移住後の仕事

私は南房総エリアで再就職を予定していたので、移住前後で職探しも行いました。ハローワークはもちろん、民間の求人サイトもチェックしました。
そんな時、別件で富浦エリアにある市役所の本庁に用事があり、そのついでに企画財政課を訪れ、移住に関する支援について相談しました。残念ながら補助金などは一つも該当しなかったのですが、その時思いがけず「移住コーディネーターを募集します」というご案内を受け、「移住経験も役立てるし、面白そうだな」と思い応募したところ、会計年度職員として採用していただきました。今は毎日が勉強です。

夫は輸入代理店を営む傍ら、空いた時間を利用して近所でパートもしています。時々仕事で都内へ訪れることがありますが、その際は高速バスを利用しています。

 

楽しみがいっぱい!移住後の子育て

娘は近くの子ども園に通っています。埼玉にいた時と比べると、「ドッヂボール」や「しっぽとり」など外遊びを楽しんでいるようです。他にもザリガニ釣りやドングリ拾い、芋掘り、みかん狩りなど南房総市の自然環境を生かした活動も多い印象です。そのおかげか早寝早起きになりました(嬉)。
南房総市は給食にも力を入れていて、家では偏食の娘ですが、給食は「おいしい!」といって頑張って食べています。

また、市内では子ども向けのイベントとして「絵本の読み聞かせ」「人形劇」「ワークショップ」なども定期的に開催されているので、時々娘と一緒に参加して親子で楽しんでいます。

ハロウィンの飾り作りのワークショップ

 

デメリットとしては、近所に遊具のある公園が少ないことです。最近は慣れましたが、移住当初は困りました。今は子ども園の園庭解放時を利用したり、少し離れた公園へ車で行くようにしています。今後、市内に2か所の公園が整備される予定なので、完成が楽しみです。
また、市内では歩道がない場所も多いので、歩く時などは少し心配です。

 

南房総ライフを満喫!移住後の暮らしのいろいろ

移住してからは家族で一緒に過ごす時間が増えました。
週末になると、道の駅やマルシェで買い物をしたり、ビーチコーミング、魚釣り、BBQなど南房総ならではの暮らしを楽しんでいます。ご厚意で畑をお借りすることもできたので、最近は家庭菜園にもチャレンジしています。

ご近所の方に鍬の使い方や耕運機(管理機)の使い方など色々教えていただきました

 

また、南房総市へ移住して感じたことは「人が温かい」ということ。ご近所の方は皆さんとても親切で、時々野菜や魚をおすそ分けしてもらうこともあります。

そして夫は趣味のサーフィンを満喫しています。海が近いので、朝一や仕事の合間にサクッと海に入れるので、毎日が充実し「最高だ!」と言っています。最近はサーフィンを通して知り合いも増えました。

夫は海近生活を満喫しています

 

「新しい出会い」をつなげていきたい。移住コーディネーターとしての抱負

移住コーディネーターとして1年が経ちましたが、これからも周りの方々と協力しながら、移住を希望される方の相談対応をしっかりと行っていきたいと思います。そして「南房総市に移住してよかった」と思ってもらえるように、移住実現に向けてサポートできたら嬉しいです。
南房総市には豊かな自然とともに、たくさんの魅力があります。南房総市の認知度をあげるためにも、これからもっと積極的に情報発信を行っていきたいと思います。
そして私自身「新しい出会い」に感謝し、これからたくさんの人の「新しい出会い」をつなげていきたいと思います!

 

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境内を彩る光のアートに包まれた「高家神社」

 

千倉地区にある高家神社で竹灯籠による「竹あかり」を開催しています。
この竹灯籠は「大切な人との絆を感じ、心の癒しとなってほしい」という思いを込めて、千倉地域づくり協議会の「高家学ぼう会」と地元の方々が中心となり制作・設置され、毎年恒例となっています。

「竹あかり」の開催期間中は、優美な光が参道を照らし社殿へと続いています。途中目にする鳥居のオブジェは境内をきらびやかに彩っています。
今年はライトアップに青や緑の光が加わり、境内はより幻想的な光のアートに包まれています。

細かい紋様を施した鳥居のオブジェは光にあふれています

幻想的な雰囲気に包まれる社殿。日本で唯一の「料理の神様」が祀られています

 

また昨年に引き続き、「南房総学」の一環として千倉中学校3年生75名が竹灯籠の制作に参加。生徒の作品は参道の両脇に設置され、希望のあかりを灯しています。

1人ひとりが思いを込めて制作した竹灯籠

 

ぜひ竹灯籠の光に包まれた高家神社で、冬の夜をお楽しみください。

 

【イベント概要】
開催期間:2023年12月9日(土)~2024年2月25日(日)
場所:高家神社(南房総市千倉町南朝夷164番地)
点灯時間:16時30分~21時30分(大晦日は初日の出まで)
※夜間のご来場に際してはお静かにお願いします。
※駐車場ではアイドリングストップにご協力をお願いします。

【関連リンク】

南房総市観光協会 「南房総市 竹あかり」

南房総いいとこどり 高家神社「竹あかり」

11月下旬に行われた「働く人の話を聞く会」。真剣に耳を傾ける生徒たち

 

南房総市では「南房総学」という地域学習を推進しています。
今回、富浦中学校では、南房総学の一環として、南房総の魅力や地域の職業について理解を深め、生徒自身の将来についても考えてもらいたいと「働く人の話を聞く会」を企画。「南房総市に移住してきて働く人」をテーマに、南房総市に27年前に移住し新規就農した八木直樹さんと、南房総市役所で移住促進を担当する総務部企画財政課の押元大起さんが講師として招かれ、授業が行われました。

 

働く人の話を聞く会

「働く人の話を聞く会」は、11月下旬、富浦中学校の図書室で1学年の生徒33名に対し行われました。冒頭に講師の紹介が行われた後、三芳地区でやぎ農園を営む八木直樹さんのお話からスタートしました。

八木さんは30歳の時に農家になることを決断。その後東京を離れ、茨城県で1年間の農業研修を受けた後、当時有機農業の先進地として知られていた三芳村(現:南房総市三芳地区)へ移住、新規就農しました。そして現在、農薬や化学肥料を使わない有機農業を営んでいます。
授業では有機農業の1年間のサイクルや育てている作物、竹やワラなどの地域資源を生かした取り組みなどが写真とともに紹介されました。

八木さんは農業について

「作物の生長の様子を見守る楽しみ」
「食べる楽しみ」
「食べてくれる人達の喜ぶ様子がわかる楽しみ」
「観察し、工夫する面白さ」

がある、と話してくれました。

農業を志すきっかけや農業の楽しさについて話す八木さん

 

自分たちが食べている給食の食材も提供してくれている八木さんのお話とあって、生徒たちは熱心に話を聞いていました。

生徒から「農業をしていて大変なことは何ですか?」と聞かれると、八木さんは「獣害や自然のリスクなど大変と感じることもありますが、農業には大変なことを上回る楽しさがあります。私にとって農業は芸術活動と一緒で楽しさそのものです」と答えていました。

最後に、八木さんからは「食べ物を作る農業は、ますます大切になります。有機農業をやってみたい人が増えることを期待しています」とメッセージが送られました。

 

続いて、南房総市総務部企画財政課の押元大起さんが登場。

まず押元さんは、自身のプロフィールについて紹介。幼少期には流山市やインドに滞在経験があり、大学進学時は上京、その後南房総市へ帰省ということで、自身も南房総市へのUターン移住者とのこと。そして、公務員になってからは、保健福祉部、農林水産部、市民生活部などへの異動を経験し、現在は南房総市の移住・定住プロモーションの担当者として、情報発信や移住相談など様々な業務を担当しています。

「ひと言で移住といっても、移住には[Uターン][Iターン][二地域・多地域居住]などいくつか形態があります。そして一度南房総市を離れたことがある人は全員移住者です。皆さんの周りにも移住者はたくさんいます」と話す押元さん。

続いて、「なぜ移住促進が必要なのか」ということについて、生徒たちに人口ピラミッドを見せながら、少子高齢化の現状や将来の人口予測について説明しました。

人口の推移を見た生徒たちからは

「やばい、やばすぎる」

と声が漏れていました。

人口ピラミッドと将来の予測について説明する押元さん

 

人口が減ると起きる問題についても、生徒たちと一緒に危機感を共有。

「ゴミが増える」
「農林業・水産業への従事者が減る」
「耕作放棄地が増える」
「税収が減ってしまうため、行政サービスが行き届かない」

などが問題点として挙げられました。

「人口減による悪循環を少しでも食い止めるために移住促進を行っています」と話す押元さんは、続いて南房総市の移住施策について移住・定住ガイドブックとともに紹介。

「南房総市はイチオシの取組として[起業支援][新規就農支援][子育て支援・教育][住宅購入補助]を掲げています。中でも南房総市は子育て世代の移住を推進しているため、[南房総学][完全米飯給食][塾利用助成]など特色ある子育て支援・教育について積極的に情報発信を行っています」と説明しました。

移住・定住ガイドブックを初めて手に取る生徒たち

 

次に、ガイドブックで紹介している移住者3名について、「移住の決め手」や「現在の職業」などをお話しました。そして「南房総市にどのような魅力を感じ、どのような仕事をしているのかは人それぞれ」であることを伝えました。

最後に、押元さんは「南房総市の魅力はたくさんあります。その多様性こそが南房総市の魅力であるということを、移住を検討されている人たちにもっとPRしていきたいです」と話していました。

市民の方々とのワークショップから生まれた “ 七色の自然に暮らす ” というブランドメッセージについても紹介

 

今回の授業を企画した富浦中学校1学年の主任:鴇﨑先生によると
「今の子どもたちは進学を機に一度都会へ出ると、そのまま就職し、地元に帰ってこないケースが多いのが現状です。今回、働く人の話を直接聞くことができ、とても良い刺激になったと思います。南房総市には多くの魅力があります。生徒たちにも自分たちの環境についてもっと魅力を感じ、『将来、南房総市で働く』ということを選択肢の一つとして考えてくれたら嬉しいです」
と話してくれました。

南房総市が推進する「南房総学」。故郷への誇りと強い思いを胸に、子どもたちには明るい未来を切り開いてほしいですね。

 

【関連リンク】
特集記事:子どもを切れ目なく見守り育てる南房総の保幼小中一貫教育

富浦中学校ホームページ

普段穏やかな内房の海に無数の白波が押し寄せます(岩井海岸)

 

南房総市は太平洋に大きく突き出た房総半島の南端に位置するため、風の影響が少なくありません。特に冬の時期になると、たびたび強い西風が吹くことがあります。この風は「大西(オオニシ)」と呼ばれ、時には風速20mを超える台風並みの強風になることもあります。

 

大西が吹き荒れると・・・

・ごう音と共に風が吹き付ける
・車が風にあおられる
・洗濯物や布団を外に干せない
・海岸付近は砂が舞っているため、外に出ると目や口の中にも砂が入る
・海岸沿いの道路に砂が堆積する
・家の中が砂埃・土埃で汚れる
・窓ガラスや車のフロントガラスが潮風の影響で白く汚れる
・塩害により屋外にある金属製品などは劣化や腐食が早くなる
・不要な外出を控える

など、生活への影響があります。

砂が巻き上げられ、防砂ネットを超えて道路にも飛砂が堆積(岩井海岸)

SNSで人気の岡本桟橋も、波をかぶり近づくと危険です(原岡海岸)

 

一方、大西が吹いた後はー

・空気が澄み、美しい夕やけや星空を見ることができる
・雪化粧をまとった富士山を望むことができる
・海のごちそう「はばのり」が岩場につく
・海の中が活性化し、多様な生物の生息環境向上につながる

など、自然の恵みをもたらします。

富士山の絶景を堪能できます(原岡海岸)

 

このように大西にはメリットもありますが、デメリットが多分にあることは否めません。「移住失敗⁈」とならないためにも、太平洋側の南西向きのエリアや東京湾に面した海沿いのエリアに移住をご検討されている方は、大西の影響を踏まえて住まいをお探しすることをおすすめします。

 

【関連リンク】

南房総市で暮らすいろいろ

「ハバ」を利かせた一年にしましょう

赤く色づき始めた沢山不動のもみじ(11/28撮影)

 

南房総市三芳地区にある沢山不動周辺は、千倉地区にある「小松寺」と並び、紅葉の名所として知られています。

沢山不動は昔から「沢山の不動さま」として親しまれ、安産、商売繁盛、学業成就などのご利益があるとされています。
お堂にかかる「かじか橋」は市内唯一のつり橋で、紅葉のシーズンになると彩り鮮やかな紅葉とつり橋のコントラストを楽しめますが、今年は記録的な残暑のせいか、見頃は遅れているようです。

「沢山不動堂」。創建は不明で室町時代の原型が残されているそうです

市内唯一のつり橋「かじか橋」。両脇のもみじは色づき始めたばかり

 

かじか橋の下には長沢川が流れ、落差15m、3段に渡る滝を望むことができるほか、周辺には遊歩道が整備されていて、マイナスイオンを感じながら散策を楽しむことができます。

かじか橋からの眺め。美しい渓谷が広がっています

静寂の中に響く滝の音に心が癒されます

遊歩道や休憩所が整備されています

 

南房総の秘境ともいわれる沢山不動。お近くへお越しの際はぜひお立ち寄りください。

 

【沢山不動周辺の紅葉】
見 頃:11月下旬~12月中旬 ※気温等により前後する場合があります
場 所:南房総市上滝田沢山
交 通:JR内房線館山駅から約25分
富津館山自動車道路 鋸南富山ICから約30分
駐車場:無料/5台

 

【関連リンク】

南房総いいとこどり「沢山不動滝 と かじか橋」

南房総いいとこどり「小松寺 (檀特山 小松寺)」

紅葉が見頃を迎えました

予約制乗合送迎サービス「チョイソコ南房総・館山」 ※事前に利用登録が必要です

上品な味わいの有精卵と光り輝くご飯が絶品!「究極卵かけご飯(TKG)」

 

南房総市は、海の幸、山の幸に恵まれた食の宝庫で、季節の美味しさを堪能することができます。

そして今回、生活情報誌「ESSE」が主催している、ふるさと納税の返礼品コンテスト「ESSEふるさとグランプリ」で南房総市の「究極卵かけご飯セット」が米・麺部門で金賞2位を受賞しました!

 

金賞2位を受賞した「究極卵かけご飯セット」

ストレスの少ない平飼い鶏の有精卵10個と環境保全型米ひとめぼれ白米2kgのセット

 

今回で5回目となった「ESSEふるさとグランプリ」は過去最多の37自治体53品がエントリー。9月下旬に埼玉県にある老舗料亭「一の家」で行われた審査会では、審査員がプレゼンテーションを聞きながら試食を行い、返礼品の魅力や寄附金の使い道など総合的に評価し、賞を決定しました。
南房総市は生産者と市職員が一丸となって、返礼品のこだわりや寄附金の使い道についてプレゼンテーションを行いました。

 

審査会当日の様子。無農薬・無化学肥料・無除草剤の鶏を使った循環型農業についてプレゼンを行う三芳村生産グループ(写真左)と市職員(写真右)

レモンイエローの黄身は自然のエサだけで育った安心卵の証し

寄附金はゴミの不法投棄の対策に活用し、きれいなまちづくりを目指しています

 

審査員からは
「毎日食べたいです」
「卵がとても美しく、箸を入れるのがもったいないくらい視覚で楽しめました。ごはんとのバランスもよく美味しかったです」
「寄付金がきれいなまちづくりに使われていることに魅力を感じました」
など、たくさんのお褒めの言葉をいただきました。

「ESSEふるさとグランプリ2023」では米・麺部門で「究極卵かけご飯セット」が金賞2位を受賞したほか、魚介・水産加工品部門で「活〆冷凍伊勢海老 900g以上」が銀賞体験部門で「スペインタイル絵付け 体験チケット」が銀賞を受賞しています。

詳しくは2023年11月2日発売のESSE12月号をご覧ください!

※今回ご紹介した返礼品は季節や販売状況によりお取り扱いのない場合があります。

 

【関連リンク】

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南房総市では「南房総学」という地域学習を推進しています。
今年度三芳中学校1年生は南房総学の一環として、7月からふるさと納税について学んできました。
今回はそのまとめとして、「ふるさと納税を通じた地域活性化」について市職員に対しプレゼンテーションを行いましたので、その様子をお伝えします。

 

「南房総市を救え!我らは南房総市防衛隊」

プレゼンテーションは2023年10月25日(水)、嶋田副市長、市職員、市議会議員など約50名が出席し、南房総市役所大会議室で行われました。

多くの人が見守る中、緊張気味にスタート。司会は生徒が務めます

 

はじめに、学習の経緯について説明がありました。

生徒からは、ふるさと納税について学ぶきっかけとして「社会科の授業で南房総市の人口が減っていることを知り、将来が不安になりました。7月に南房総市の職員の方から市の現状・課題・政策について話を伺い、その中でふるさと納税の制度やその寄附金が医療費や学童など、身近なことに使われていることを知りました」と説明がありました。

三芳中学校で行われた授業の様子(7月)。南房総市企画財政課の職員がふるさと納税の制度について説明を行いました

 

その後は、夏休みを利用して、生徒自らふるさと納税について南房総市や他の自治体を調べたり、9月には実際に返礼品を提供している地元の事業者を訪れ、話を聞くなどして学習を深めていきました。その中で地元の方から「もっと南房総市の認知度を上げないとダメだ」という話を聞き、「南房総市のために中学生として何かできないか」と考え、今回の提案につながりました。

ふるさと納税について「南房総市のために中学生として何かできないか?」

 

続いて、実際に考えた企画等について6班に分かれ発表が行われました。

 

1班:返礼品について

返礼品の魅力アップとして「山や土地の活用」「給食セット」「ごはんのお供」などユニークな返礼品の提案がありました。

テーマは「南房総市を救ったのは、僕たちのアイデアでした大作戦」

 

2班:PR活動について

CMやポスターを制作し「生産者の思いや願い」「年代別のおすすめスポット」などを全国に伝えていくのが良いのではと提案がありました。

テーマは「CM&ポスターの制作~もっと南房総市を知ってよ!~」

 

3班:ツアー企画について

新規の寄附者を対象に「バスツアー」による「漁業・農業体験プラン」を提案し、知名度アップと観光客増へつなげたいと提案がありました。

テーマは「世界中全員集合!南房総市を堪能しよう」

 

4班:コラボ企画について

「返礼品×料理レシピ」「ゆるキャラコラボアイテム製作」「姉妹都市と一緒にPR」という提案がありました。

テーマは「Collaboration」

 

5班:制度について

「新しい返礼品」や「寄附金の使い道」を増やす取組など、アンケート結果やデータに基づいた提案がありました。

テーマは「Change the way(道を変える)」

 

6班:お礼について

「寄附者にもっと喜んでほしい」という想いを込めて、お礼の品としてSDGsを意識したプレゼント企画が提案されました。

テーマは「寄附者の心 鷲掴み作戦!!」

 

時には中学生らしいパフォーマンスを交えながら、堂々と発表を終えた生徒たち。質疑応答にもその場でしっかりと答えていました。

講評として嶋田副市長からは
「プレゼンが上手。データに基づいていて、具体的で分かりやすい発表でした。各班が発表したタイトルにみなさんの意志を感じました。今日の発表が実際のアイデアにつながると良いと思います。最初、なぜふるさと納税をテーマに選んだのか疑問でしたが、人口問題を見据えて、南房総市を知ってもらうための手段としてふるさと納税を捉えてくれたことが良く分かりました。今回の提案を生かし、次のステップへ進んでいただけると嬉しいです」とお話がありました。

今回、南房総市のふるさと納税を通じた地域活性化について提案してくれた三芳中学校1年生の生徒たち。今後の活躍が楽しみです。

 

【関連リンク】

特集記事 「南房総に残っても、離れても、どこへ行っても」子どもの支えとなる郷土愛と学力を育む

トピックス 【南房総学】富浦小6年生「ビワ販売会」

南房総市立三芳中学校 ブログ

伊予ヶ岳を望める無料のドッグランで大好きなボール遊び(富山エリア:平群ハブ)

 

11月1日(ワンワンワン)は「犬の日」ということで、今回は南房総での愛犬との暮らしについてご紹介いたします。

南房総では、日々の暮らしの中で豊かな自然を感じながら愛犬との暮らしを楽しむことができます。海と里山の距離が近いので、色々な散歩のバリエーションを楽しめるのが魅力です。

 

[海]

青い海ときれいな砂浜が広がる海岸では、波の音や潮風を感じながら散歩を楽しむことができます。時には砂浜で遊んだり、暑い日は海で泳いだり。愛犬にとっても新鮮でリフレッシュできる環境が身近にあります。

ハリセンボンに興味深々(丸山エリア:三島海岸)

初めてのサーフィンに挑戦(千倉エリア:千倉海岸)

 

[里山]

緑豊かな里山では、鳥のさえずりを聞きながら、季節の移り変わりを楽しむことができます。愛犬にとっても土や草花のにおいを嗅いだり、生き物の気配を感じたり、本能を刺激される新しい発見があります。

視線の先に気になるものが(三芳エリア:里山)

 

他にも南房総では大房岬自然公園をはじめ、城山公園、白浜野島崎園地など、犬連れOKな公園や庭がたくさんあるので、天気の良い日は愛犬とのお出かけにもぴったりです。

芝生最高♪(千倉エリア:道の駅ちくら潮風王国)

 

自然の魅力をたっぷり満喫できる南房総で、愛犬とワンダフルな暮らしを楽しんでみませんか。愛犬と一緒に利用できるカフェ、レストラン、観光施設もたくさんあるので、ぜひお越しください!

ワンコと一緒MAP.pdf

 

愛犬と一緒に夕日を眺めるのもオススメ(富浦エリア:原岡桟橋)

 

【関連リンク】

南房総市観光協会「南房総・館山はドッグフレンドリー」

南房総市観光協会「わんちゃんと一緒に楽しもう!」

南房総市「飼い犬の各種手続きについて」

「世界最強のハチ」と称されるオオスズメバチ

 

スズメバチの被害は日本全国で報告されており、近年では都市部においても被害が拡大しています。自然豊かな南房総市においても、毎年7月から10月にかけてハチの駆除の相談が多く寄せられます

スズメバチの針には毒があり、人が刺された場合、刺された部分は赤く腫れあがり、熱を持ち、強い痛みに襲われます。
一度刺されただけでは死に至ることはめったにありませんが、何度も刺されていたり、集団のスズメバチに襲われた場合、最悪アナフィラキシーショックを引き起こし、死に至るケースもあります。特にスズメバチの中でも「オオスズメバチ」や「キイロスズメバチ」は、攻撃性が高く大変危険です。

もし家や家の周辺で巣を見つけた場合は、むやみに近づいたり、刺激を与えるような行動をしないようにしましょう。そして巣が小さいうちに対処することが重要です。4月から6月までの間は女王バチ1匹で巣作りを行っているので、その間に巣を発見できれば比較的安全で費用も安く駆除が行えます。7月以降になると巣も大きくなり、働きバチも増えるため、危険な上、費用も高くなります。

【巣が作られやすい場所】
・家の天井裏、壁の中、床下の通気口、軒下、換気口
・植え込みの中
・木の枝・木の洞

 

また南房総エリアは温暖な気候のため11月でもスズメバチの被害が発生しています。スズメバチの被害に遭わないための対策や、万が一刺された場合の対処法について日頃から確認しておくと安心です。

【スズメバチの被害に遭わないために】
・巣に近寄らない
・巣に気づいたら、ゆっくりとその場を離れる
・なるべく肌を露出しない
・黒い服や香水は避ける

【万が一スズメバチに刺されたら】
・毒液を絞り出して、流水で洗い流し、すみやかに医師の診察を受ける
・意識障害、嘔吐、下痢、浮腫、粘膜の赤みや腫れなど、全身症状が現れた場合はすぐに救助要請する

 

これから本格的なハイキングのシーズンを迎える南房総。安全にハイキングを楽しむためにも十分注意しましょう。

 

【関連リンク】

南房総市ホームページ「ハチの巣駆除について」

トピックス「山の季節になりました」

トピックス「イノシシにご注意ください」

トピックス「夾竹桃にご注意ください」

秋風にそよぐススキの穂。太陽の光を受け輝いています

 

ススキは日本の秋を代表するイネ科の多年草です。俳句では秋の季語となっており、古くは万葉集に和歌が多く収録されています。
十五夜にはお団子とともにススキを飾りますが、切り口が鋭いススキには魔よけの力があるといわれ、災いなどから収穫物を守り、翌年の豊作を願う意味が込められています。

また、ススキはかつて茅葺(かやぶき)屋根の材料や家畜の餌として利用されてきたため、集落の近くにススキ草原(茅場)があったそうですが、時代とともにその需要は減り、刈られなくなったススキ草原は雑木林へと遷移しました。

日本人なら誰もが知る身近な植物のススキですが、現在では生育環境が似ている外来種のセイタカアワダチソウに追われ、以前に比べ見かけることが少なくなりました。

セイタカアワダチソウは明治時代に北米から日本に持ち込まれた外来種ですが、根には他の植物の発芽を阻害する物質(アレロパシー)を含むため、日本古来の草花は次々に駆逐されてしまいました。一方、皮肉にも北米に渡ったススキは日本におけるセイタカアワダチソウと同様、侵略的外来種として現地の植物を駆逐し猛威を振るっているそうです。

セイタカアワダチソウで一面覆われた休耕地

所々でススキとセイタカアワダチソウがせめぎ合っています

 

現在、日本ではススキとセイタカアワダチソウの攻防が繰り広げられていますが、近年はセイタカアワダチソウが自身のもつアレロパシー作用で成長が阻害され、以前に比べ勢いが衰えてきたと考えられています。

日本の秋を象徴するススキ。光り輝くススキとともに日本の風情が戻ってくることを期待しましょう!

 

【関連リンク】

南房総市ホームページ「オオキンケイギク・オオフサモは『特定外来生物』です」

南房総市ホームページ「危険生物『カミツキガメ』が南房総市内で確認されました」

初めてのサーフィン体験を楽しむ参加者

 

2023年9月10日(日)、南房総市千倉エリアで、サーフィン初心者の方を対象にした「BOSOサーフィンミーティング2023」サーフィン体験会&ワークショップが開催されました!

当日は、南房総市でサーフショップを営む「ダキニサーフ」「サザンコースト」のインストラクター指導の下、合計12名の方がサーフィン体験を楽しみました。
また、サーフィン体験の後は、房総グルメやオリジナルトイサーフボードづくりのワークショップ、移住者サーファーとの交流会など、サーフィンを中心としたライフスタイルや地域の魅力を体感できるイベントを楽しみました。

イベントの詳しい内容は「BOSOサーフィンミーティング2023」特設サイトに掲載されています。ぜひご覧ください!

 

【関連リンク】

千葉県ホームページ「BOSOサーフィンミーティング2023」の開催について

特集記事「いつでもだれでも楽しい時間を。南房総の海のポテンシャルを知る」