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レモンがおいしい季節です

香りがよく、果汁がぎっしり詰まった南房総市産フレッシュレモン

 

レモンの旬というと、爽やかな「夏」のイメージがありますが、国産レモンの旬は「10月~3月頃」にかけてです。10月から収穫されるものは果皮が緑色の「グリーンレモン」、12月初旬頃から春先にかけて収穫される果実は「イエローレモン」として販売されています。

まさに今が旬のレモンですが、南房総市でも温暖な気候を生かしてレモン栽培が行われています。その歴史は古く、約40年前から行われており、南房総市(旧丸山町)は千葉県のレモン栽培発祥の地と言われています。

レモンはかんきつ類の中でも寒さや風当たりに弱いため、レモン栽培を始めたころは苦労が多く、なかなかうまくいかなかったとのこと。その後、JA安房丸山柑橘部会という組織を立ち上げ、食の安心・安全に配慮した「ちばエコ農産物※」の認証取得、独自に出荷規格を定めたことなどで、高い品質を維持することに成功。その他さまざまな取り組み、南房総市や千葉県の生産者支援、テレビのレモンブームの追い風もあって、防腐剤の使用がない国産レモンの安心・安全が認知され、販路の拡大につながりました。

現在は主に「ユーレカ」という品種が栽培されており、千葉県で一番の出荷量を誇っています。南房総市産のレモンは、香りがよく、果汁が多く絞れ、良食味であることから、販売先からも高い評価を受けています。また木のトゲなどで傷ついたレモンも加工用に出荷されていて、皮や果実を含めてまるごと活用できるのも魅力です。

南房総市では道の駅などで手軽に地元産レモンを手に入れることができます。ぜひこの機会に、南房総市産フレッシュレモンを味わってみませんか?

※ちばエコ農産物とは…環境保全と食の安心・安全に配慮した千葉県独自の農産物認証制度で、化学合成農薬と化学肥料を通常の半分以下に減らして栽培した農産物です。(養液栽培では化学合成農薬のみ通常の半分以下となります。)

 

【関連リンク】

千葉県「レモン|旬鮮図鑑」

千葉県「温暖な気候を生かしたレモン栽培の取組」

千葉県「「ちばエコ農産物」とは」

道の駅ローズマリー公園