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HEGRI HUB 瀬戸川賢二さん

HEGRI HUB

・住所:〒299-2204
 千葉県南房総市平久里中224−3
・電話:0470-58-0312
・web:https://hegurihub.com/

千葉県の最高峰である愛宕山は標高408mと全国47都道府県の中で最も低い山です。愛宕山のある南房総市は日本の原風景といわれる里山や海に囲まれアップダウンが少なく、サイクリストに人気の地域です。 今回は廃校となった南房総市旧平群保育所を利活用し、サイクリストや伊予ヶ岳登山の拠点(HUB)である複合施設「HEGURI HUB」を運営する瀬戸川賢二さんにお話をうかがいました。

【瀬戸川賢二さん】

【瀬戸川賢二さん】

【カフェ/コワーキングスペース/宿泊/キャンプ場】

【カフェ/コワーキングスペース/宿泊/キャンプ場】

■ご出身と経歴をお願いします。
<出身>
幼少の頃より海外を含めて転々と引っ越しを繰り返していました。海外は大人になってからの居住を含めてイギリス、ドイツやアメリカ等合計で10年以上住んでおりました。日本では東京都の目黒区や杉並区に長く住んでおりました。

<学歴>
大学は日本の慶應義塾大学法学部政治学科を卒業しております。
その後、社会人になってから30歳でアメリカのペンシルバニア大学ウォートン経営大学院に留学しました。

<職歴>
アメリカの大学院に留学するまでは日本の銀行(旧日本債券信用銀行、現あおぞら銀行)に勤めておりました。最後はロンドンで駐在員として勤めておりましたがそこで退職をして私費で米国に留学しました。当時は日本の会社を辞めてまで留学する人も少なく周囲に驚かれました。
その後はモルガン・スタンレーやJPモルガン、BNPパリバ等の外資系の証券会社で資本市場業務に携わっていました。これは国内外の政府系機関や民間企業の資金調達のお手伝いをする仕事です。

 

■前職を辞して移住しようと思った契機を教えてください。また、南房総以外に検討した地域はありますか。
50歳になったことを契機に金融業界を引退しました。その時点で、既に約8年間、南房総で二拠点生活をしていました。そして自ずと引退後は南房総に移住して何らかの事業を展開しようと思っていました。
南房総に二拠点生活の拠点を設けようと思ったのは衝動的でした。夏休みが取れなくて1泊2日だけ家族と休む事ができてその時にアクアラインが開通して間もない南房総を始めて訪問しました。東京から「こんなに近くて田舎の原風景が残っているところ」があることに感動して、衝動的に家を建ててしまったのです(笑)

【温暖な白浜・千倉地区】

【温暖な白浜・千倉地区】

【里山と田園風景】

【里山と田園風景】

■南房総サイクルツーリズム協会を立ち上げた経緯を教えてください。
いざ南房総に移住してから地元の新聞で「地域おこし協力隊」の募集を知りました。正にこれが自分がやりたい事だと感じ、年齢制限もあったのですが応募をして採用頂きました。当初はインバウンド推進に従事するつもりでしたが現地で色々な人に会って話を伺ううちにまずは観光客を呼び寄せられるコンテンツを作らないといけないと感じました。そこで思いついたのはスポーツツーリズムです。その中でもとりわけサイクリングに関しては環境の優位性を感じたのです。1.交通量、信号の少なさ 2.海と山を兼ね備え、綺麗な景観の中で多様なコースを組み立てる事ができる 3.豊富な食材 4.冬でも走れる温暖な気候。元々自分も自転車に乗っておりましたが東京からの日帰り圏内でこれだけの条件を兼ね備えた場所は他にないと感じました。そこで地元のサイクリストに呼びかけて2017年4月に南房総(あわの国)サイクルツーリズム協会を立ち上げました。

 

■協会運営にあたって苦労したことや印象に残っていることは何でしょうか?
苦労したことは当初は何でも一人でやらなくてはいけない事でした。イベントも多数有り、また行政の仕事もたくさん請け負い大変な日々でした。しかしながら地元のサイクリストにボランティア・ベースで色々と手伝って頂き、何とかやって来れました。

 

印象に残ったのは南房総のプロモーションのために仲間と台湾に遠征して「24時間で520キロ走る」という破天荒なイベントに参加した事です。その後に台湾に残り、現地の旅行会社に営業で訪問をして実を結んだものも多数あります。

 

■HEGURI HUBの業務内容や特徴を教えてください
サイクルツーリズム協会では2017年10月より廃校になった旧平群保育所の教室を借り、実験的にサイクリスト向けクラブハウスの運営をしておりました。そこはサイクリストが立ち寄れる場所でもあり、協会の活動拠点になっておりました。公募のプロポーザルを経て2021年4月より保育所を一棟丸ごと借りることになり、スポーツ複合施設として運営しております。従来のクラブハウスに加え、飲食スペース、シャワー施設、簡易宿泊所、コワーキング・スぺ―ス、そしてキャンプ場を運営しております。
房総のサイクリストのハブだけではなく、人や文化のハブ施設になりたいという思いでハブと名付けました。今後はサイクリストだけでなく地元の住民や移住者、そして観光客も集まるような場所にしたいと考えています。
園庭にはピクニックテーブルが置いてありどなたも利用できます。また裏には伊予ヶ岳が見える自然あふれる場所でスポーツ、アウトドア、飲食そして仕事を楽しめる場所となっております。

【カフェ(Deli & Café)】

【カフェ(Deli & Café)】

【地元の食材を使った創作料理】

【地元の食材を使った創作料理】

【キャンプ場】

【キャンプ場】

【Eバイク】

【Eバイク】

【ゲストハウス】

【ゲストハウス】

【コワーキングスペース】

【コワーキングスペース】

■過疎化が進んでいる南房総について、これからどうすべきでしょうか?
コロナ禍においてリモートワーキングが社会的に推進された事は南房総にとって大きな好機と言えましょう。東京からの距離の近さを生かし、二拠点生活者や移住者の獲得に向けて官民合わせて戦略的に中長期的に取り組むべきだと考えます。同時に抜本的な問題として地域に雇用を、もっとスケールの大きい話をすれば産業を誘致・創出すべきだと考えております。その為には地域の特性を十分に理解した上で向かうべき将来像をイメージしながら企業の誘致や起業を戦略的に促さないといけません。都市圏からの近さというのは南房総の最大のメリットであり人流的にも物流的にもその優位性が発揮できる業態や産業はいっぱいあるはずです。そして税金を納める企業がいっぱい増えれば過疎化を含めて南房総が抱えるそのほとんどの問題が解消されます。こういった抜本的な議論を抜きにして末端の問題がとかく取り上げられているように感じます。

 

■南房総市への移住や南房総市での起業を検討されている方に向けてアドバイスなどがあればお願いします。
首都圏にお住いの方でしたら実際に移住や起業をする前に何度も南房総市にいらして色々な方にお会いすることをお勧めします。現地では色々なコミュニティが存在しており、活発に活動をしております。まずはそこに入るのも一つの方法かも知れません。南房総は首都圏に居ながらそれができる距離なのです。
また南房総市では起業をされる方向けの様々な補助金があります。HEGURI HUBでも活用をさせて頂き、大変助かっております。行政の方々は補助事業以外にも色々な情報をお持ちなのでコミュニケーションを良好に保ち、アンテナを張っていく事は重要です。

 

【名称】HEGURI HUB
【住所】〒299-2204 千葉県南房総市平久里中224-3
【Webサイト】HEGURI HUB
【電話】0470-58-0312
【運営内容】

・カフェ(Deli & Café)
・コワーキングスペース
・サイクリングのクラブハウス
・シャワー施設
・ゲストハウス
・キャンプ場(ソロキャンプのみ)
【営業日】施設に応じて(火曜日は休館日)
※新型コロナウイルス緊急事態事態宣言中は臨時休業、営業時間の変更があります。
詳しくはHeguri Hub ホームページ
にて
【営業時間】施設に応じて

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