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2025.05.09
「ナガミヒナゲシ」にご注意ください

繁殖力が強い外来植物。毒性成分を含んでいるため、素手で触れると皮膚がかぶれる可能性がある
ナガミヒナゲシは、4月から6月にかけてポピーに似たオレンジ色の花を咲かせる、ヨーロッパ地中海沿岸を原産とする一年草です。日本全国に広く分布しており、南房総でも春になると、自宅の敷地や道端、空き地などで花を咲かせています。
見た目はかわいらしい花ですが、1つの株から最大で約15万粒の種子ができるため、非常に強い繁殖力を持っています。この植物は、根から他の植物の生育を妨げる成分を分泌するため、在来植物への影響が懸念されています。また、葉がヨモギに似ているため、ヨモギと間違えて触ったり、口に入れてしまう危険性もあります。
現時点では「特定外来生物」に指定されていませんが、その繁殖力の強さから、セイヨウタンポポ以上に厄介な存在とも言われています。
自宅の敷地や所有地でナガミヒナゲシを見つけた場合、実がなる前に駆除することが効果的です。茎や葉には植物毒が含まれているため、素手で茎を触ったり折ったりすると、手がかぶれる恐れがあります。駆除の際にはゴム手袋などを着用し、直接触れないようにしましょう。そして、駆除したナガミヒナゲシは、種子を広げないようゴミ袋に入れて、可燃ゴミとして処分しましょう。
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