News

スズメバチにご注意ください

「世界最強のハチ」と称されるオオスズメバチ

 

スズメバチの被害は日本全国で報告されており、近年では都市部においても被害が拡大しています。自然豊かな南房総市においても、毎年7月から10月にかけてハチの駆除の相談が多く寄せられます

スズメバチの針には毒があり、人が刺された場合、刺された部分は赤く腫れあがり、熱を持ち、強い痛みに襲われます。
一度刺されただけでは死に至ることはめったにありませんが、何度も刺されていたり、集団のスズメバチに襲われた場合、最悪アナフィラキシーショックを引き起こし、死に至るケースもあります。特にスズメバチの中でも「オオスズメバチ」や「キイロスズメバチ」は、攻撃性が高く大変危険です。

もし家や家の周辺で巣を見つけた場合は、むやみに近づいたり、刺激を与えるような行動をしないようにしましょう。そして巣が小さいうちに対処することが重要です。4月から6月までの間は女王バチ1匹で巣作りを行っているので、その間に巣を発見できれば比較的安全で費用も安く駆除が行えます。7月以降になると巣も大きくなり、働きバチも増えるため、危険な上、費用も高くなります。

【巣が作られやすい場所】
・家の天井裏、壁の中、床下の通気口、軒下、換気口
・植え込みの中
・木の枝・木の洞

 

また南房総エリアは温暖な気候のため11月でもスズメバチの被害が発生しています。スズメバチの被害に遭わないための対策や、万が一刺された場合の対処法について日頃から確認しておくと安心です。

【スズメバチの被害に遭わないために】
・巣に近寄らない
・巣に気づいたら、ゆっくりとその場を離れる
・なるべく肌を露出しない
・黒い服や香水は避ける

【万が一スズメバチに刺されたら】
・毒液を絞り出して、流水で洗い流し、すみやかに医師の診察を受ける
・意識障害、嘔吐、下痢、浮腫、粘膜の赤みや腫れなど、全身症状が現れた場合はすぐに救助要請する

 

これから本格的なハイキングのシーズンを迎える南房総。安全にハイキングを楽しむためにも十分注意しましょう。

 

【関連リンク】

南房総市ホームページ「ハチの巣駆除について」

トピックス「山の季節になりました」

トピックス「イノシシにご注意ください」

トピックス「夾竹桃にご注意ください」