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寒桜とメジロの癒しスポット♪「抱湖園」

寒桜を目当てに訪れたメジロ(1月25日撮影)

 

南房総市和田町にある抱湖園は、南房総の花作りの父と言われる間宮七郎平が自らクワをもって切り開いた庭園として知られています。毎年1月下旬〜3月末頃になると寒桜が咲き誇り、多くの花見客を楽しませてくれます。抱湖園の寒桜は旧暦の元日(1月21日ごろから2月20日ごろの間)の朝に咲くことから「元朝桜」とも呼ばれています。

晴れた日には、庭園から寒桜と青い海を望めます(抱湖園)

 

そして、この寒桜とともに抱湖園の花見客を楽しませてくれているのが野鳥のメジロです。メジロはスズメより小さく、上面がくすんだ黄緑色で、目のまわりが白いのが特徴です。花の蜜や果物の果汁などの甘いものを好むため、寒桜が咲き始めると、たくさんのメジロが蜜を求めてやってきます。メジロは舌が筆のようになっていて、舌を花蜜にさし込んで舌先に含ませるようにして食べるそうです。

取材に訪れた日は、寒桜の木々の周辺に30~40羽ものメジロが飛び交い、花の蜜を食べたり、たわむれたりするなど、訪れた人を楽しませていました。

甘党として知られるメジロ

「ピーチュルチー」「チュルチュル」といったきれいな鳴き声は天然の癒しBGM♪

 

メジロはくすんだ黄緑色の特徴から、ウグイスと間違われることも多いようですが、ウグイスは臆病なため薮の中などを好み、花の咲く枝にとまることはめったにないそうです。
また、「目白押し」という言葉は、メジロが押し合うように並んで止まる習性からきていますが、抱湖園ではまさにメジロが目白押しでした。

ぜひ南房総随一の寒桜の名所「抱湖園」で、寒桜とともにメジロの愛くるしい姿を楽しんでみてはいかがでしょうか。

薄いピンク色と黄緑色のコントラストはSNS映えすること間違いなし⁈

 

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