昭和天皇行幸記念碑、間宮七郎平功労碑のある菜の花畑は3月頃が見頃、近隣には「お花畑」というバス停留所があります(和田地区花園「お花畑」より)

 

房総半島の最南端に位置し温暖な南房総市は、霜の降りない無霜地帯があり、この気候を活かした花卉栽培が盛んです。露地花は、ちょうど12月から花が咲き始め、1月から3月が花摘みの最盛期になります。

この花卉栽培には、大正時代からの歴史があります。

南房総の花作りの父~間宮七郎平~

間宮七郎平は、明治26年に和田町花園に生まれ、半農半漁の貧しい漁村地域の暮らしを豊かにしようと、苦学の末薬剤師になりました。薬学校で学んだ薬用植物の専門知識を活かし家業の農業との両立を模索、大正8年、芥子栽培を始め、翌年に初めて観賞用植物の栽培を開始します。そして周囲の反対や嘲笑に屈せず、寒菊・キンセンカ等を東京中で売り歩きながら失敗を重ねる中、ついに高額契約を取り付けると、地域の青年たちとともに、大正13年、和田浦生花組合を設立し、初代組合長となります。
この時期の房総半島は鉄道が次々と延伸し国鉄和田浦駅が開通したこと、和田浦生花組合で東京市場では取り扱わない品種を多く出荷したこと、そして七郎平の先見性や、花卉栽培に関する人的ネットワークが発揮されたことが奏功し、販路は京浜のほか、東北、北陸、北海道まで拡大しました。作っても作っても売れることから、当時の和田浦(花園、柴、仁我浦、和田、真浦)は花作りが隆盛を極め、山の段々畑はほぼ花の栽培で占められるなど、花卉栽培の一大生産地へと成長しました。
その後、戦時中の食糧難における花卉棄却命令に地域全体で苦しみますが、七郎平はじめ組合員たちによる新しい苗を創り出す気概、共存共栄の精神が受け継がれ、今日の花卉栽培へと至っています。

 

太平洋を望めるお花畑が人気です(千浦地区白間津のお花畑より)

白間津のお花畑

和田エリアからさらに房総半島を南下した千倉エリアでは観光花摘みが盛ん、国道410号線沿いに、白間津のお花畑という花摘みポイントがあります。
1~3月の最盛期には、菜の花、キンセンカ、ストック、ポピー、金魚草等の多品目の露地花が咲いています。写真を撮るには絶好のスポットです!
花摘みは、各花園で受付し、指定された花畑で摘んだ量に応じて支払うという形式。花売店もあるため切花を購入することも可能です(配送については各売店にお問い合わせください)。
また、露地花では白間津のほか、千倉地区千田、大川、平磯、和田地区花園でシーズン中花摘みができます。ハウス栽培では、富浦エリアの道の駅おおつの里花倶楽部で花摘み・フルーツ狩りを通年でお楽しみいただけます。

早春は、百花繚乱の南房総はいかがでしょうか?

 

【関連リンク】
南房総いいとこどり「目的で探す!」花摘みページ

道の駅おおつの里花倶楽部ホームページ

新規就農を目指す方へ(補助事業のご案内)

南房総農業支援センターホームページ

左:ナバナの豚肉巻き|右:ナバナのツナマヨサラダ

 

春の訪れを感じる食材として人気のナバナは、千葉県の県の花として広く親しまれています。

食用ナバナは独特のほろ苦さと歯ごたえ、そして鮮やかな緑が魅力の食材です。お浸しや和え物はもちろん、炒め物、天ぷら、懐石料理、パスタまで幅広く使われています。栄養価も高く、カルシウムはホウレンソウの2倍、ビタミンAや鉄分なども豊富に含んでいます。

安房地域でのナバナの栽培は、菜種油用として江戸時代後半から盛んになりました。そして食用ナバナの栽培は、昭和18年頃白浜町で栽培されたのが始まりです。切り花用に出荷していた「菜の花」が、「東京の料亭で高級料理として食べられている」と聞いた農家が、食用のナバナとして栽培を始め、生産が広まったそうです(諸説あり)。その後温暖な気候にも恵まれ、今では南房総が日本一の生産量を誇る一大産地となりました。

早春のナバナ摘みは南房総ならではの体験メニューです。1月~3月頃にかけて、道の駅などでも気軽に楽しむことができます。ぜひ、南房総に足を運んで「見て楽しい」「食べておいしい」ナバナの摘み取りを体験してみてはいかがでしょうか。
※施設により体験時期が異なります。詳しくは各施設へお問合せください。

 

【関連リンク】

南房総市観光サイト「南房総いいとこどり」食用菜花ページ

道の駅「富楽里とみやま」体験案内ページ

道の駅「おおつの里 花倶楽部」体験案内ページ

道の駅「三芳村 鄙の里」体験案内ページ

1月11日(水)南房総市観光協会のSUP体験プログラムにモニターとして参加してきました!今回はその体験をレポートしていきます。

SUPとはStand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)」の略で、パドルを漕いで水面を進んでいくマリンスポーツです。最近では体幹を鍛えられることから、エクササイズとしても人気があります。

場所は、SNSで有名な岡本桟橋(原岡桟橋)近くで、雄大な景色を楽しみながらSUP体験ができる「SUP&dining kupono」さんの施設で行いました。
午前9時30分に集合。ウェットスーツに着替え、マリンシューズ、グローブ、ライフジャケットもお借りしました。ライフジャケットは体にフィットするようベルトでしっかり調整。そして午前10時頃砂浜へ。

当日は雲が多く、冷たい風が吹いていましたが、前方には富士山を望むことができました。インストラクター指導のもと、まずは使用するパドルの長さを調節します。片手を上に伸ばした状態で持ち手をつかめるのが丁度良い長さとのこと。続いてパドルを使いながらしっかり準備運動。普段使っていない筋肉をストレッチしていきます。

次は道具と漕ぎ方の説明。漕ぐ時はパドルの真ん中辺りとグリップ部分を持ち、先端のブレードと呼ばれる部分の表面をしっかり水の中へ入れて漕ぐそうです。砂浜で漕ぎ方、方向転換、回転、止まり方の練習をしたら、今度はボードに乗る時や立つ時のポジション、海に落ちた場合の対処の方法について習います。体も温まったところで、ボードと身体をつなぐリーシュコードを足首に付け、いよいよ海へ。

風が吹いていたので、若干水面が波立っていましたが、ボードを押して海へ入ります。インストラクターの後について、最初は座ってパドルを漕いでいきます。右へ左へ方向転換を繰り返しながら沖へ向かって進みます。

慣れてきたので立ち漕ぎへチャレンジ。ボードの上に立った途端、ゆらゆらと揺れてしまい、さっそく海の中へ落下。事前に海に落ちた時の対処方法を習っていたので、落ち着いてすぐにボードへ戻ることができました。その後は回転や止まり方の練習も行いましたが、次第に濡れた身体が冷えてきたので一度休憩をとることに。「SUP&dining kupono」さんに戻り、ストーブで身体を温めました。

休憩の後は2ラウンド目へ。晴れ間がでてきて、少し暖かくなってきました。今度はインストラクターの後に続いて岩場を目指します。岩場周辺は危ないので座って漕ぐよう指示がありました。岩場に近づくと、辺りにはエメラルドグリーンの海が広がっていて、とてもきれいでした。透明度が高く、海底もよく見えました。運が良ければ、きれいな魚が見られるそうですが、当日は残念ながら見られませんでした。
終わりの時間が近づいてきたので、岩場を離れ、砂浜に向かいます。波も穏やかになってきたので、帰りは再度立ち漕ぎにチャレンジ。今度は不安定ながらもなんとか立つことに成功しました。ボードの上に立つと、爽快感はさらにアップしますね。
SUP体験を満喫したところで、時間は正午、そろそろ終了です。最後はインストラクターの誘導で砂浜へ上がりました。楽しい時間はあっという間に過ぎました。

今回、私が参加した初心者向け体験プログラムでは、インストラクターが丁寧に教えてくれるので、初心者でも安心して海上散歩を楽しむことができます。ウェットスーツや身に着ける必要な装備はレンタルに含まれているので、気軽に参加が可能です。そして天気が良ければ、早春の海でもSUPを楽しめるのが南房総の魅力。ぜひ内房の穏やかな海で、雄大な富士山を眺めながらSUPを楽しんでみませんか。

【関連リンク】

南房総市観光協会「初心者向けSUP体験プログラム」ページ

「この先」に出会う、働き旅 南房総ワーケーション

 イチゴ狩りはお子様に大人気!

 

ひと足早い春が訪れる南房総市では、1月からイチゴ狩りが楽しめます。
例年、「章姫」、「やよいひめ」、「紅ほっぺ」、「チーバベリー」などの多品種が栽培されており、食べ比べがオススメ、ほとんどのイチゴ園が30分食べ放題方式をとっています。料金は時期によって異なるため、各施設へお問い合わせください。高設栽培のイチゴ園も多く、車いすやベビーカーでも安心ですよ!

また市内にはイチゴを扱ったスイーツが定番のカフェや菓子店も多くありますので、早春に南房総へお越しの際は、是非チェックしてみてください。

 

【関連リンク】
南房総市観光協会「南房総にイチゴ狩り・花摘みへ行こう」ページ

これを食べると一年が始まったなという気がします

 

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
お正月は皆さんどのようにお過ごしでしょうか?

南房総の沿岸エリアでは、年の初めにお雑煮に、揉んで細かく砕いた「ハバノリ」を入れて食べる習慣があります。

ハバノリは、沿岸の岩場で群生しており、秋頃に遊走子と呼ばれる胞子が岩に着床、晩秋に発芽し、冬から春にかけて生育、大潮の時期に採取されます。その後細かく刻んで海苔状に薄く梳き、数日間の天日干しで十分に乾燥させて保存。食べる際は、オーブントースターなどで炙り、緑色が深まり崩れやすくなったら、汁物やご飯へかけます。
食感は海苔というより昆布に近く、磯の香りとやや強い塩味があります。

「ハバノリ」という名称から、年の初めに食べると、1年中幅を利かせて過ごすことができるとして、正月料理に多く活用されます。
元々自家消費や近所への贈答品として用いられること、そもそも冬場の採取量が少ないことから、流通しづらく貴重な食材。また沿岸部はほぼ漁業権が設定されており、漁師以外、直接海に入って採取することはできません。入手は海辺の海産物・農産物直売所などでの購入が一般的です。

正月時期の房総の縁起食材「ハバノリ」、ご来訪の際は是非お試しください。

牧水もこの「青」をみていたのでしょうか?(白浜地区根本海岸)

 

「白鳥(しらとり)は 哀しからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ」

明治・大正時代の歌人、若山牧水の代表作の一つとされるこの歌は、白浜地区根本海岸に縁があります。

明治40年12月27日、当時22歳の牧水は、謎多き恋人園田小枝子との旅行で根本海岸を訪れ、2週間ほど滞在したとされます。それまで宿泊旅行を頑なに拒否していた小枝子の態度軟化もあり、心の昂ぶりは最高潮に達していました。しかし何故か旅の舞台には、小枝子の従兄弟、赤坂庸三という同伴者がおり、この奇妙な三角関係は、牧水の胸中をより複雑なものとします。
悲哀、不安、歓喜、様々な感情に揺さぶられる旅の中、牧水の内面には、どのような空や海の「青(あを)」が映っていたのでしょうか?

「山を見よ 山に日は照る 海を見よ 海に日は照る いざ唇(くち)を君」

翌年の「新声」二月号では四十六首もの膨大な歌を発表しており、歌人若山牧水にとって、根本海岸への旅行は実り多いものとなりました。
残念ながら、五年に及んだ小枝子との関係は、明治44年、彼女の離京により終焉を迎え、そして晩年の牧水は借金やアルコール依存症に苦しみ、43歳という若さで逝去しますが、根本海岸での滞在期間中は、絶頂の瞬間を迎えていたといえるでしょう。

「安房の国 海にうかべり君とわれ 棲みてねむるに よき春の国」

年が明ければ、南房総地域に春が訪れます。
牧水の青春が詰まった根本海岸へ是非お越しください。

 

【関連リンク】
若山牧水歌碑について
※根本海岸の西側に牧水の歌碑が建てられています。

道の駅の近くにあるため観光客の方も多く利用されます(とみうら枇杷倶楽部停留所)

 

東京から遠過ぎず、近過ぎず、程よい距離感がオススメ

南房総市では、東京・千葉・横浜方面への移動に便利な、高速バスによるパーク&バスライドの取り組みに力を入れています。パーク&バスライドとは、バス停留所駐車場へ車を駐車しバスに乗車することを意味しますが、中でも、東京湾側の内房地区の富浦エリア、富山エリアの2拠点は、豊富なバスの便数と広大な無料駐車場があることから、多くの方にご利用いただいています。
とみうら枇杷倶楽部停留所からは、東京駅・千葉駅まで約100分、新宿・横浜駅まで約110分、より北側に位置するハイウェイオアシス富楽里停留所からは、各便さらに約10分程度短縮した時間で利用が可能です。

 

無料駐車場が高速バス停留所の傍へ整備されているため便利です(ハイウェイオアシス富楽里停留所)

 

豊富な便数と、広大な無料駐車場、必ず座れる高速バスが魅力

発着している東京・新宿便は、一日32便(30分に1便)、千葉便は23便(通勤時15分に1便)、横浜便は8便(通勤時1時間に1便)運行。
無料駐車場は、とみうら枇杷倶楽部停留所が約150台、ハイウェイオアシス富楽里停留所が約100台と多くの台数分整備されています。
乗車券は、東京・新宿便はネット予約及び観光協会・道の駅等の窓口による販売、千葉・横浜便はバス乗務員への現金又は交通系ICカードによる支払で購入可能。
高速バスは、目的地まで乗換えもいらず、必ず座ることができ、また各座席へのUSBジャックやコンセント、Wi-Fiの整備も徐々に進んでいるので、乗車環境は快適ですよ!

南房総市への移住には、高速バスを利用して通勤することも、選択肢として是非ご検討ください!

 

【関連リンク】
日東交通㈱白浜・館山~東京線(房総なのはな号)ページ

日東交通㈱館山~新宿線(新宿なのはな号)ページ

日東交通㈱館山~千葉線(南総里見号)ページ

日東交通㈱館山・君津~羽田空港・横浜線ページ

幻想的な雰囲気漂う境内

 

千倉町にある高家神社で「竹あかり」を開催しています。この竹灯籠は「大切な人との絆を感じ、心の癒しとなってほしい」という思いを込めて、千倉地域づくり協議会「きずな」の部会「高家学ぼう会」が中心となり作成・設置され、毎年恒例となっています。

今年は新たに竹灯籠の鳥居のオブジェと千倉中学校3年生64名一人ひとりが作った竹灯籠が参道両脇に加わり、昨年よりもさらにパワーアップし、境内をよりきらびやかに彩っています。

千倉中学校生徒の作品

 

ぜひ竹灯籠の光で照らされた幻想的な雰囲気漂う高家神社で、冬の夜をお楽しみください。

【竹あかり】
・開催期間:2022年12月10日~2023年3月下旬
・点灯時間:16:30~21:30

【関連リンク】
南房総市観光協会「高家神社 竹あかり」ページ

南房総いいとこどり「高家神社 竹あかり」ページ

1~3月は海を望める花畑が見頃です

 

男女の出会いから地方移住まで紹介しているポータルサイト「縁結び大学」に、「南房総市の暮らし・仕事・支援情報」が掲載されました!

南房総市の暮らしの特徴や移住に関する支援情報などが幅広く掲載されています。移住を検討されている方は、是非下記のリンクからご覧ください!

【関連リンク】
縁結び大学
【千葉県南房総市への移住】暮らし・仕事・住まいについて徹底解説

花もぎ作業の様子。すべて手作業で行っています。

 

南房総市はびわの産地として有名ですが、この南房総地域を中心に栽培されるびわは「房州びわ」と呼ばれ、大粒でみずみずしいのが特徴です。全国的にも高い人気があり、明治時代からは皇室にも献上されています。

びわ農園では11月頃から12月中旬にかけて「花もぎ」という作業を行います。「花もぎ」は、正式には「摘蕾(てきらい)」と言い、必要のない花のつぼみをあらかじめ取り除く作業です。通常びわの木には花がいっぱい咲きますが、そのままにしておくと小さいびわの実がたくさんなってしまい、十分な栄養が行き届かず、おいしいびわにはなりません。この「花もぎ」は房州びわ特有の大きくておいしいびわを作るため、大切なプロセスの1つとなっています。しかし、びわの木は寒害対策として急斜面に栽培されているため、「花もぎ」作業のほか、「袋かけ」「収穫」など急斜面で木に登っての作業が年に3度あり、生産者の方には大変な労力となっています。

急斜面に栽培されているびわの木。一部は令和元年房総半島台風により被害を受けました。

 

南房総市ではびわをはじめ農業従事者の高齢化や後継者不足が課題となっており、新規就農者を募集しております。研修や支援制度もありますので、ご興味ある方はぜひお問合せください。

【関連リンク】
・ふるさと納税「ふるさとチョイス」または「ふるなび」

道の駅とみうら枇杷倶楽部

南房総市新規集就農者支援事業

一般社団法人南房総農業支援センター

地域で活躍するプレイヤーに会いに行き、話を聞く。「起業」「小商い」を軸に南房総への関わりを探り、次のステップへと進むための南房総市商工課主催のプログラム「南房総一泊二日現地講座」が11月5日(土)・6日(日)に開催されました。

 

【1日目:岩井~三芳~岩井】

高速バス停「ハイウェイオアシス富楽里」に集合し、簡単な事務局側の挨拶の後、バスに乗り込み移動。

最初の目的地は富楽里から車で5分ほどの、東京との2拠点生活を実践する奈良織恵さんのご自宅を訪問しました。

南房総は、東京から一時間半しかかからないのに田舎度合いが高いところが魅力という奈良さん。神奈川県方面とは違う魅力があり、2拠点生活の予算も大きく違うのではという意見にうなずく参加者。

自宅のガレージを改造した大人数で集まれる空間や、物件の広さを生かした開放的なリビング、仕事部屋に、リアルな2拠点生活をイメージできたのではないでしょうか。空き家などの賃貸・売り出し物件が少ないという南房総のデメリットについては、急がず諦めずにイメージをもって探し続けると良いのではというアドバイスがありました。

また、奈良さんの自宅には東京からの遊びに来る友人も多いそうですが、南房総でもご近所づきあいやネットワークがつながり毎週なにかしら人と会っている、というライフスタイルの話にも、参加者は興味深く聞き入っていました。

次に、南房総のヘソと呼ばれる三芳エリアへ移動。山の中の道をバスで走りながら、ローカルスポットを事務局スタッフがマイクを使って紹介する場面もありました。

到着したのは、養鶏業と税理士の兼業で生計を立てる「すぎな舎」川合さんのご自宅と鶏舎。ニワトリの鳴き声を聞きながら、二足のわらじでの南房総生活について聞きました。移住前より働いているが自分でやっているから好きな時に休めてストレスは少ない、という話や、転々とある農地など儲かりにくい土地を兼業農家が継続して農業をすることができるような仕組みを作りたいという将来の展望もうかがいました。

その後は、東京と南房総をつなぐ交流拠点「ヤマナハウス」へ。シェアハウスならぬシェア里山という遊び心に満ちた取り組みに興味津々の参加者たちを連れ、裏山を開墾して設置したゲルなどをヤマナハウス村長の永森さんに紹介してもらいました。

それから、築300年の古民家でのオリエンテーション。地域プレイヤーが4名登場して、それぞれの南房総での活躍や南房総の魅力を語り、よりリアルな南房総での仕事や生活を感じてもらいました。最後は、地元金融機関の「館山信用金庫」職員からのビジネスシーズとしての南房総分析を学び、起業視点での南房総を深く知る時間になったのではないでしょうか。

情報をインプットした後は、おいしい南房総の恵みをビュッフェスタイルで楽しみました。南房総の課題でもある害獣対策としても注目されるイノシシを使ったジビエの本格BBQと、地元で人気の出張料理人がプロデュースしたジビエと野菜を組み合わせた料理の数々に舌鼓。参加者同士の交流も深まりました。

1日目の最後は、海水浴の人気スポット岩井海岸と昔ながらの民宿街が特徴の岩井エリア。民宿に宿泊し、ゆっくりと疲れを取りました。

【2日目:岩井~平群~千倉~富浦】

岩井エリアから里山の富山エリアにある南房総のマッターホルンと呼ばれる伊予ヶ岳のふもとへ移動。旧平群保育所をリノベーションしたサイクリスト施設「HEGURI HUB」を訪問しました。空き公共施設の活用・2拠点生活から地域おこし協力隊への赴任・サイクルツーリズムにからめた起業・複合的な運営など、南房総らしい実例を、施設を運営する瀬戸川さんから聞きました。

次は、南房総の北から一気に南下し、太平洋側の千倉エリアへ移動。南北に長く、穏やかな内海とワイルドな白波の立つ外海をもつ南房総ならではの海の変化に驚く参加者も。

 

千倉エリア最初のプレイヤーは、夫婦それぞれの仕事をしながら南房総に暮らす鈴木ご夫妻。生活の糧としての地域ニーズをとらえた鍵屋「千倉ロックサービス」、海の見えるカフェ「ストロベリーポット」営業と海女という南房総らしい複業仕事を持つご夫妻の話を聞きました。

次に訪れたのは、小学校の保養所をコンバージョンし、懐かしさの中にも洗練さが光るホテルにうまれかわらせた「ちくらつなぐホテル」。宿泊施設の起業例として、参加者は興味深く見学していました。

ランチタイムは、千倉エリアの隣、丸山エリアの海辺に立つ「美浜寿司」。海の幸がたっぷりとあしらわれた海鮮チラシでお腹を満たしました。

そして、バスで北上し、内房・富浦エリアへ。車内ではすっかり打ち解けた参加者たちの会話が弾んでいました。

富浦エリアで訪れたのは、ドラマやCMのロケ地として有名な「原岡桟橋」。穏やかな海に木製の桟橋が突き出し、昔ながらの電柱が並ぶロケーションをカメラに収める参加者たち。最後に、桟橋前で集合写真を撮影しました。

そこから、徒歩で桟橋からすぐの貸し別荘「ハラオカハウス」と、2拠点生活をしながら営業するキッチンカーを見学。

最後は、南房総市役所で今回の振り返りタイム。「ふれあいの中で自分のやりたいことが見えてきた」「地元プレイヤーとの出会いがあり、良かった」「里山暮らしがやっぱりしたいと思った」「夫婦で良い形のライフスタイルを見つけたいと思う」「起業にむけたヒントを得られた」など、満足度の高い前向きな意見が多くでました。

参加者同士や地域プレイヤーとの交流を通して、参加者各々が「次のステップ」を発表し、実践へのモチベーションを高めました。今後の展開がとても楽しみです。

ツアーの様子は動画でもご覧いただけます。

 

 

 

 

 

 

伊予ヶ岳と富士山(花嫁街道第三展望台より)

 

房総半島の最南端に位置し、温暖で無霜地域を有する南房総市は、冬の時期から登山シーズンが始まります。
千葉県を代表する低名山といえば、富津市・鋸南町の鋸山(関東百名山)、君津市・富津市の高宕山(関東百名山)、鴨川市清澄山(日蓮宗四霊場)などが挙げられますが、房総丘陵において広大な市域の南房総市では、千葉県最高峰の愛宕山をはじめ、美しい双耳峰の富山(関東百名山)、房総のマッターホルンと呼ばれる伊予ヶ岳(関東百名山)、安房地域最古のマテバシイ古木が山頂に佇む御殿山(関東百名山)、そしてご存知、花嫁街道の烏場山(新日本百名山)などが連なり、冬場から翌年の5月まで多くのハイカーが訪れます。

中には、冬場の足慣らしとして、伊予ヶ岳から富山へ、又は御殿山から大日山への縦走、花嫁街道2周などを達成する屈強なハイカーもいらっしゃいます。

ビギナーの方にも整備されて歩きやすいコースが多いのでオススメです。海が見える南房総の低名山へ是非お越しください!天候に恵まれれば富士山も望めますよ!!

 

刺咬症の様子(左:10/1ヤマビル-花嫁街道、右:10/20オオスズメバチ-富山)

 

なお、温暖な南房総エリアでは11月においてもヤマビル、スズメバチなど危険生物が目撃されています。登山の際は、虫よけスプレー、刺された時のためのポイズンリムーバーや傷口洗浄用の水を用意しておくと安心です(12月に入り気温がグッと下がればこれらの危険生物はほぼ見られなくなります)。

【関連リンク】
南房総市観光サイト「南房総いいとこどり」ハイキングページ

ゆったり紅葉を楽しめる人気スポットです

 

千倉町の山間にある小松寺は紅葉の名所として知られ、関東地方最南端の紅葉スポットです。境内にはモミジ・カエデ・イチョウが数多く植えられ、「もみじ寺」とも称されています。紅葉シーズンは木々が鮮やかに色づき、赤や黄色のコントラストが楽しめます。夜はライトアップされ幻想的な世界が広がります。
【紅葉の見頃 11月中旬~12月中旬】

小松寺の正式名称は「檀特山 小松寺(だんとくざん こまつじ)」と言います。1200年以上続く由緒あるお寺で、「子宝」「安産」のご利益のほか、最近では美しい絵入り御朱印でも有名です。また小松寺には七不思議や南総里見八犬伝の里見氏の財宝伝説が伝えられ、ロマンを感じる場所としても親しまれています。

紅葉シーズン以外にも、桜や新緑の季節など四季折々の自然を楽しむことができる小松寺。南房総市にお越しの際は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。運が良ければ、小松寺の副住職猫の「たま」に会えるかも?!

【関連リンク】
小松寺公式ホームページ

セミナーの様子。空き家の活用に向けて皆さん熱心に耳を傾けていました。

 

10月23日(日)三芳農村環境改善センターにて、【第一回空き家対策セミナー&個別相談会】を実施し、空き家の所有者など約50名の方にご参加いただきました。

第1部のセミナーでは、空き家バンク利用者からの事例発表として、合同会社アルコの大阪谷未久さんに『利用してみてわかった空き家バンクの利点』についてご講演いただきました。また、空き家の利活用をめぐる動向について、千葉県宅地建物取引業協会常務理事の岡本修さんに『空き家利活用の実態と今後の対策について』をテーマにご講演いただきました。

<セミナーの様子は下記よりご覧いただけます>
・合同会社アルコ 大阪谷未久さん
    『利用してみてわかった空き家バンクの利点』
・一般社団法人 千葉県宅地建物取引業協会 常務理事 岡本修さん
    『空き家利活用の実態と今後の対策について』

第2部の個別相談会では、実際に南房総市に空き家を所有している方を対象に、空き家バンク協議会員らによる個別相談を実施し、参加者の方々が熱心に相談されている様子が見られました。

南房総市では今後も空き家の利活用に向けた取組を推進して参ります。
空き家バンクサイトには市の新着物件が随時アップされますので、移住・定住・2拠点生活をご希望の方はぜひチェックしてみてください!
定期的にセミナーや個別相談会を実施していく予定です。詳細が決まりましたら本サイトにも掲載します。

※空き家バンクの利用には事前登録が必要です。詳しくは南房総市空き家バンクホームページをご確認ください。

7号鉢(直径21㎝)の大きいシクラメンがとても華やかです!

 

南房総市では、ふるさと納税の返礼品として、新たにシクラメンを加えました!

このシクラメンは市内唯一の高校「県立安房拓心高校」の農業教科を学ぶ園芸系列の生徒たちが、心を込めて一生懸命に育てたものです。これまでは文化祭などで直売され、地元住民の方にとても人気でした。今回は同校写真部に別の返礼品の写真撮影を依頼した縁で、このシクラメンをふるさと納税のメニューに加えることになりました。

さらにこのシクラメンは、花の配送などで実績のある市内福祉支援施設「ふる里学舎和田浦」の利用者が心を込めてラッピング&配送を請け負います。こちらは「思いやり型返礼品(支援型)」になっており、寄付することで施設利用者の工賃にも反映されるそうです。

南房総市は高校生と施設利用者の思いが詰まったシクラメンを多くの人に届けていきたいと思います!

ふるさと納税の申込は「ふるさとチョイス」「ふるなび」からご確認ください。